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【ネクストスター候補(9)】佐藤優香、昨春から体調不良も復調を実感「やっと体が戻ってきた」/トライアスロン

【ネクストスター候補(9)】

佐藤優香、昨春から体調不良も復調を実感「やっと体が戻ってきた」/トライアスロン

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女子トライアスロンの佐藤優香(チームケンズ提供)

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 2016年リオデジャネイロ五輪トライアスロン女子代表で東京五輪出場を目指す佐藤優香(28)=トーシンパートナーズ・NTT東日本・NTT西日本・チームケンズ=がこのほど取材に応じ、昨春頃から体調不良に苦しんでいたことを告白した。13年の五輪招致活動で最終局面にも携わった期待の星は大会の延期を前向きに捉え、復活に向けて走り始めている。(取材構成・川並温美)

 2013年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会。21歳だった佐藤は、20年五輪招致の最終プレゼンテーションの壇上にいた。開催地が東京に決まり、日本中が歓喜にわいた日から約7年。東京五輪のまっただ中だったはずの7月、28歳になった佐藤は長野にいた。

 「東京五輪が延期になることも、コロナという問題が起こるなんていうことも、全く考えていなかった」

 16年リオデジャネイロ五輪で日本勢最高位の15位に入った佐藤は2大会連続出場を目指し、自粛期間中には体幹トレーニングなどを強化。プールの利用が制限されていたため、山梨・四尾連湖で泳いだ。6月上旬からは長野・野辺山で高地トレーニング中。標高約1400メートル地点での3週間の合宿と1週間のリカバリー期間の繰り返しを9月いっぱいまで続け、秋に開催予定の国際大会に向けて調整している。

 小学3年で出場した地元の千葉・富里で開催されたジュニアトライアスロン大会では、学校からレンタルした“ママチャリ”で出場して小学生の部で優勝した。早くから頭角を現し、10年の第1回ユース五輪で金メダル。招致活動の晴れ舞台にも抜擢(ばってき)された。7年前の登壇が「自分の土台、軸になっている。だからこそ今のモチベーションがある」と明かす。

 リオ五輪出場も果たしたが、試練が訪れる。疲労感がなかなか抜けない症状に襲われ、19年春に甲状腺機能低下症と診断。服薬治療などを続けてきたが、同年8月の東京五輪予選を兼ねたテスト大会では途中棄権を余儀なくされた。

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