2019.10.9 05:02

大紛糾テコンドー理事会、総辞職は決議されず強化担当3人刷新

大紛糾テコンドー理事会、総辞職は決議されず強化担当3人刷新

会見で暴力団追放運動に関する資料を手に説明する全日本テコンドー協会の金原会長

会見で暴力団追放運動に関する資料を手に説明する全日本テコンドー協会の金原会長【拡大】

 強化方針などをめぐって選手が反発している全日本テコンドー協会は8日、東京都内で理事会を開催。6時間以上にわたって議論が紛糾し、全理事の辞職を訴えた高橋美穂理事が途中で体調を崩して病院に搬送されるなど混乱。全理事の辞職は決議されなかった。

 会議では、選手とのコミュニケーションや信頼関係が不足しているとして小池隆仁強化委員長ら強化担当3人の刷新を決定。強化委員会の上に強化管理本部を設置する改革案を承認した。理事会後に会見した金原昇会長は「早急に選手との会話をスタートしたい」と強調。同本部が選手らを含めた会議で新たな強化担当者を選任するとした。

 一方、2000年シドニー五輪銅メダリストの岡本依子副会長やアスリート委員長の高橋理事が問題の責任を取って理事全員の辞任を要求。だが「定款上、審議事項にあたらない」(金原会長)として決議は行われず、賛同者もなかった。辞意を表明した2人を他の理事が慰留し、押し問答に。体調不良を訴えて退室した高橋理事は、廊下で過呼吸のような症状を起こして倒れた。

 会長によると、岡本、高橋両氏に対して「協会にダメージがある偽りの話を(メディアに)しないように」と要求したところ、両氏が「そういう理事会では一緒にやっていけない」として辞任を申し出た。会長は今後、改めて両氏の慰留に努めるという。

  • 全日本テコンドー協会理事名簿