2020.5.23 05:02

Jリーグ、無観客再開へ 村井チェアマン、専門家の提言「受け入れ」

Jリーグ、無観客再開へ 村井チェアマン、専門家の提言「受け入れ」

2月下旬に行われた神戸と横浜FCの試合。スタンドにはマスク姿のサポーターが目立った

2月下旬に行われた神戸と横浜FCの試合。スタンドにはマスク姿のサポーターが目立った【拡大】

 Jリーグは22日、オンラインでクラブ代表者による実行委員会を開いた。同日に行われたプロ野球との「新型コロナウイルス対策連絡会議」での専門家の提言を踏まえ、2月下旬から中断する公式戦の再開後は当面の間、無観客で実施する方向となった。最短で6月末のリーグ再開に向け、選手の感染の有無を調べる事前検査の導入も検討する。

 サッカーができる環境が整ってきた。新規の感染者数が抑えられてきたことで専門家チームは「現在は開催できる状況にある」とリーグ再開へゴーサインを出した。ただ、当面は無観客試合が再開の条件になった。

 「Jリーグとしては、ここから1週間で(再開日程を)決めていくが、無観客も受け入れていきたい」

 村井満チェアマン(60)は、無観客開催を視野に再開の道筋を立てる決意だ。今月16日に再開したドイツリーグは無観客だった。村井氏は「観客席に関係者でも入れた方がいいかも…」と、その光景にがく然。そもそも「最終手段」としていたのが無観客開催だった。Jリーグでは「無観客試合」は制裁による処分を意味するため、新たな呼称を検討するという。

 今後は今月29日に、再開日程を公表。緊急事態宣言が解除された地域に所属するクラブから、全体練習が始まる。そこから約4~5週間の準備期間を経てリーグ再開になる見通しで、最短なら6月27日が再開日になる。

 もう一つの問題が、感染の有無を調べるための全選手への事前検査。村井氏は「物理的に無理」としていた全選手のPCR検査だが、専門家チームからは「受けることが望ましい」との提言を受けた。村井氏も「可能なら検査をやりたい。実現に向けていきたい」と前向きに語った。ただ、検査には多くの問題もあることからあくまで検討段階にとどめ、ドイツのような全選手への検査を、再開への条件にはしない見込みだ。

 さまざまなコロナ対策を実施し、Jリーグ再開へ前進する。(宇賀神隆)