近畿高校ラグビー大会の決勝が23日、滋賀県内で無観客で行われ、常翔学園(大阪)が大阪桐蔭を34-17(前半14-7)で破り、19年ぶり11度目の優勝を決めた。
常翔学園は後半、自陣ゴール前の大阪桐蔭の猛攻を粘り強くしのぐと、19-12の20分、WTB湯前心(2年)のトライでリードを広げ、さらに1トライ(ゴール成功)、1PGを加え、逃げ切った。
優勝は校名が2008年に大工大高から常翔学園に変更されてから初めて。野上友一監督(62)は「よく体を張ってタックルした。(優勝は)自分たちが強くなってきた実感を持てたのではないか」と納得の表情だった。
第5代表決定戦は京都成章が関西学院(兵庫)に50-10で快勝した。
常翔学園、大阪桐蔭、天理、東海大大阪仰星、京都成章の5校が3月下旬に開催予定の全国高校選抜大会(埼玉・熊谷)に近畿代表として出場する。