2011年1月、花園決勝で対決していた当時東福岡の藤田と桐蔭学園の松島(写真は藤田)。7年ぶりの直接対決となる【拡大】
ラグビーの日本選手権を兼ねるトップリーグ(TL)決勝は13日、秩父宮でキックオフを迎える。日本一に向けて激突するサントリーとパナソニックは11日、出場メンバーを発表。パナソニックは藤田慶和(24)がFBで先発する。
藤田は東福岡高2年時、2010年度の全国高校ラグビー決勝で桐蔭学園と戦い、31-31で引き分けて両校優勝。当時の相手FBはサントリーの松島幸太朗(24)で、それ以来の松島との直接対決が実現だ。
群馬・太田市で練習に臨んだ藤田は「勝って(松島と)決着をつける」。昨春に左肩を手術して今季TL出場は7試合にとどまったが、シーズン途中で快足の切れ味を取り戻すと11月の代表戦に追加招集されるなど、調子を上げてきた。
「まず、楽しんでプレーしたい」。単独日本一を果たし、今季の進化を笑顔で証明する。 (吉田宏)