2017.12.27 12:00(1/2ページ)

【ラグビーコラム】4強入りしたトヨタ自動車の神戸製鋼戦での逆転劇 残り3分からの“タラレバ”

【ラグビーコラム】

4強入りしたトヨタ自動車の神戸製鋼戦での逆転劇 残り3分からの“タラレバ”

特集:
ノーサイドの精神
24日の神戸製鋼戦で突進するトヨタ自動車の主将・姫野

24日の神戸製鋼戦で突進するトヨタ自動車の主将・姫野【拡大】

 【ノーサイドの精神】スポーツにタラレバは禁物だが、そう思ってしまうのもスポーツの常だ。24日に行われたトップリーグ(TL)のリーグ戦最終節は息詰まる順位争いの末、トヨタ自動車の4強入りが確定。タラレバは、そのトヨタ自動車の神戸製鋼戦残り3分を切ってからのプレーで起きた。

 すでに前節で4強入りを逃した神戸製鋼だが、勝利を諦めず、後半26分に33-32と逆転。その後も主導権を握り、37分にトヨタ自動車陣22メートルライン手前でペナルティーキックを得た。

 ここでの選択肢はPGで3点を狙うか、タッチキックによるラインアウトからトライを目指すか、だ。ゲーム主将のCTB山中亮平(29)は「ラインアウトからの攻撃に自信があった」と振り返ったが、この判断は正しい。3点を加えてもリードは4点のみ。PG後のキックオフから相手に攻撃権を与えるリスクもあった。残り2分ほどを、ラインアウトからボールを保持し続ければ、そのまま神戸製鋼の勝利が決まるのだ。

 シナリオ通り神戸製鋼FWは、ラインアウトを確保してモールを形成。ところが、ここで誤算が起きた。

 神戸製鋼FWは、ボールを持ち続けるだけではなく、トライを奪おうとドライビングモールで攻撃を仕掛け、ノックオンのミスを犯した。最後まで攻める気持ちを失わない姿勢は素晴らしかった。ただ、攻め急いだ結果、トヨタ自動車に攻撃権を与え、そこからの反撃で、後半40分の逆転トライを奪われた。

 ある神戸製鋼OBは「あそこはボールをキープして、絶対にトヨタに攻撃権を与えないことが鉄則。ウチが勝ち続けていた時代なら、ありえない判断」と嘆いた。あの時点で、ボールを持ち続ける意識がチームに徹底できていれば、勝者は変わっていただろう。

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