2021.4.8 12:00

【球界ここだけの話(2288)】今秋のドラフト候補小粒のワケは神宮球場!?

【球界ここだけの話(2288)】

今秋のドラフト候補小粒のワケは神宮球場!?

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
早大・徳山

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 今秋のドラフト候補は全体的に小粒-。球春が始まったばかりだが、そんな声が関係者から聞こえてきている。神宮球場のマウンドやベース付近の土が非常に硬くなったことでの影響も関わってくると思われている。

 プロの試合では、苦労するシーンがあまり出てきてはいないが、学生野球や高校野球では、投手が自分のボールが投げ切れない場面が出てくるのではないかという指摘がある。

 社会人・東京六大学対抗戦で経験した早大・徳山は、「昨年とは違う。掘れないし、スパイクの歯がしっかり入っていかない感じもする。対処を考えていかないと」と首をひねっていた。

 構造は、北海道・名寄産の粘土で固められた上に、同じ粘土を人工乾燥させ1・38ミリのサイズに砕石された荒砂のようなものが5~10ミリほどの厚さでまかれている。かなりの雨でもマウンドの粘土の中には雨水が入り込まず、人工芝の下に排水され、荒砂を追加したり、ぬれた荒砂をとれば、マウンドがぬかるむ可能性が低いのが特徴だという。

 簡単にいってしまえばメジャー仕様なのだろうが、しっかり掘れる黒土のマウンドしか経験のない高校生や人工芝とアンツーカーのマウンドで戦ってきた大学生で対応困難な者も出てくるだろう。スパイクの刃の質、形状などを調べて、使えるような工夫が必要にもある。実際、NPBで実績を残したものが、メジャーで活躍できなかった理由の一つに上がってもいた。

 逆に言えば、この新たなマウンドで力を存分に発揮できる投手が見つかれば、それは高く評価されることになる。10日開幕の東京六大学、既に始まっている東都大学野球のリーグ戦で、新たなマウンドで思う存分力を発揮できる投手こそ、即戦力となる。(赤堀宏幸)