2020.6.27 12:00

【球界ここだけの話(2007)】阪神・矢野監督が坂本をスタメンで使う理由は-中日・柳が証言

【球界ここだけの話(2007)】

阪神・矢野監督が坂本をスタメンで使う理由は-中日・柳が証言

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サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神・坂本

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 開幕ダッシュに失敗した阪神の「日替わり捕手」がチーム内外で議論を呼んでいる。6月19日からの開幕3連戦(対巨人、東京ドーム)は梅野、原口、坂本の順番で先発マスクをかぶった。

 2018年、19年と2年連続でゴールデングラブ賞に輝いた梅野はセ・リーグのナンバーワン捕手、投手との相性でスタメンを外すべきではない-。そんな声も耳にする。打撃優先で、原口のスタメンは理解できても、坂本を起用する矢野采配に疑問を感じた虎党も多いはずだ。

 米大リーグ、カブスのダルビッシュ有がツイッターで「キャッチング技術は素晴らしい」と絶賛した。矢野監督も2軍監督時代からインサイドワークを高く評価しているが、開幕直後の時期だけにスタメンは実績のある梅野が妥当だろう。

 じつは、阪神投手陣の中に“坂本シンパ”は多い。他球団にもいる。坂本の明大時代の1年後輩で、プロ3年目の昨季11勝を挙げた中日・柳だ。

 「僕がプロ野球選手になれたのは坂本さんのおかげです」

 以前、大学時代の思い出話を聞いていたときだった。

 柳は東京六大学リーグで通算23勝を挙げ、リーグ史上15人目となる300奪三振を達成(通算338三振)。2017年、中日にドラフト1位で入団した。直球は140キロ台だが、落差のあるカーブなど多彩な変化球で打者を幻惑させる技巧派。捕手のリードの良しあしでデキが大きく左右されるタイプだ。

 「試合中も、腕や肘が下がっているとか、的確なアドバイスをしてもらえる。坂本さんの言うがままに修正して球が走り出したことが何度かありました。すごく頭のいい方で、大学時代は信頼しきっていた。捕手になるために生まれたような方。本人に伝えてください。僕が『もう少し打撃を磨いてほしい』と言っていると(笑)」

 矢野監督が、梅野や原口を押しのけて坂本をスタメンで使いたくなる理由がわかった。(三木建次)