2020.5.22 13:00

【球界ここだけの話(1971)】一般人の私が“野球中継”のゲストに初挑戦 ドタバタ舞台裏

【球界ここだけの話(1971)】

一般人の私が“野球中継”のゲストに初挑戦 ドタバタ舞台裏

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
テレビ生出演のサンスポ・湯浅

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 私事で大変恐縮だが17日にテレビ神奈川(tvk)で放送された「プレイバック熱烈LIVE」にリモートでゲスト出演させていただいた。

 開幕延期となる中、同番組は4月末に開始。昨季の横浜スタジアムでのDeNAの試合を振り返る内容が人気で、記者は2016年から昨季まで4年間、サンケイスポーツのDeNA担当を務めた縁で声をかけていただいた。

 1997年の入社以来、書くこと専門。テレビで話すなんて初めて。しかも生放送だ。本番2時間前のカメラテストでの、なぜかスタジオの声が私に届かないというハプニングも乗り越え、わずかに開いたドアの隙間から妻と2人の子供に守られながら直前のリハーサルも終了。緊張のなか放送がスタートした。

 よどみなく話す吉井、根岸両アナウンサーに続き、「特別ゲスト」として自分の名前が呼ばれた。「ただの一般人に対して『特別』なんて“ハードル”を上げないで」と焦る気持ちを抑えながら自己紹介。その直後からパソコンの脇に置いてあったスマホがにぎやかに。私の登場に驚いた知人からLINEが続々と届くのだ。

 親交のあるヤクルトの小野寺2軍投手コーチからも「何やっちゃってんのよ!!」なんてメッセージも来た。すぐに電源をオフにして番組に集中。試合の映像の隅に四角い枠の中にいる自分。「これがワイプってやつか…よそ見できんぞ」なんて思いながら、突然やってくる吉井アナからの話題振りに必死にコメントした。

 CMごとにオンエアをチェックしている家族が部屋にやってきて、声の大きさやマイクの調子などを報告してくれた。手汗はもちろん、足の裏までも汗。緊張でのどが渇いたが、トイレに行きたくなったら困るから湿らす程度にした。

 なんとか2時間の放送時間を“完走”。言葉に詰まりながらも、できる限りに自前の情報を話し続けた。番組で振り返ったのは昨年6月21日の楽天戦だったのだが、当時は紙面で紹介できなかった、サヨナラ打を放った大和のバットの裏話を披露できたのはよかった。放送後、多くの視聴者の方々が好意的な反応を示してくださったことには励まされた。

 1面を書くのとは違った達成感と疲労感。こんな状況だからこそ味わえた経験でもあった。一日の締めくくりは、いつもの発泡酒ではなく、生ビールで妻と乾杯し、乾いたのどに流し込んだ。(湯浅大)