2019.11.7 13:00

【球界ここだけの話(1792)】2年連続神宮大会出場、星稜の強打の秘密

【球界ここだけの話(1792)】

2年連続神宮大会出場、星稜の強打の秘密

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
甲子園で活躍した星稜・内山壮真

甲子園で活躍した星稜・内山壮真【拡大】

 今月15日から始まる明治神宮野球大会。圧倒的な強さで北信越大会を制して、2年連続の神宮大会出場を決めた石川・星稜高。今夏の甲子園で24年ぶりの準優勝の立役者となったヤクルト1位指名の奥川恭伸投手(3年)と巨人5位指名の山瀬慎之助捕手(3年)のバッテリーが抜けた中で迎えた秋の大会。自慢の攻撃力で北信越の頂点まで駆け上がった。

 奥川、山瀬などの投打の軸となっていた選手が抜けても、2年連続で明治神宮大会出場を決めた星稜高の強さの秘密に迫った。

 今秋の石川大会では5試合で46得点と打線が爆発。北信越大会でも4試合で44得点。準々決勝からの3試合すべてで2桁得点を挙げるなど、圧倒的な攻撃力が魅力のチーム。その強力打線の中心となるのが、今夏のチームから4番として出場している内山壮真捕手(2年)だ。今夏の甲子園では遊撃手として出場していたが、新チームになってからは捕手に転向。主将としてチームを引っ張る。新チームについて内山主将は「1個上のチームよりも打力はあると思う。打ち勝つ力がある」と打力に自信を見せた。

 練習を見学した10月下旬。驚いたのは打撃練習に当てる時間の量だ。午前8時半から全体練習がスタート。午前10時頃までノックなど守備練習を行った。その後は、さまざまな状況を想定した一カ所バッティングがスタート。一カ所打撃でも北信越大会を強打で圧倒した打線は快音を響かせた。

 午後からも打撃練習を行うなど、練習時間の半分以上を打撃練習に費やしている。一カ所打撃ではすべての選手が「強く振ることは意識している」とフルスイングを徹底していた。普段からの練習の中で強く振ることの意識付けと練習量が強打の源となっていた。

 明治神宮大会の初戦の相手は四国大会を制した、明徳義塾(高知)に決定。1992年の夏の甲子園で松井秀喜氏を5打席連続敬遠した試合以来27年ぶりの対戦となる。

 「(去年も)決勝で敗れて悔しい思いをしているので、優勝を目指してやっていきます」と内山。神宮大会でも強打の星稜の圧倒的な攻撃力で、昨年エース奥川を擁しても果たせなかった優勝を目指す。(樋口航)