2018.4.15 13:00

【球界ここだけの話(1241)】阪神・ロサリオはスロースターターと信じたい レアードもゲレーロも1年目は低調発進

【球界ここだけの話(1241)】

阪神・ロサリオはスロースターターと信じたい レアードもゲレーロも1年目は低調発進

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サンスポ記者の球界ここだけの話
ヤクルト戦4回、投ゴロ併殺打に倒れる阪神・ロサリオ=4月14日、甲子園球場

ヤクルト戦4回、投ゴロ併殺打に倒れる阪神・ロサリオ=4月14日、甲子園球場【拡大】

 阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(29)=前韓国ハンファ=が、苦しんでいる。4月14日までに13試合を終え、打率・204、1本塁打、6打点。14日のヤクルト戦(甲子園)では、2併殺を含む3打数無安打でブレーキとなってしまった。

 虎の新助っ人では史上最高となる年俸3億4000万円で加入し、金本監督が信じて4番を託す男だけに、重大事だ。だがここは何とか冷静に、引き続き信じて復調を待ちたい。スタートでつまずきながら巻き返した「新助っ人」も、過去にたくさん居るからだ。

 併殺禍にあえぐロサリオを見て、記者はある男のもがく姿がフラッシュバックした。ソフトバンク担当記者だった2015年4月11日、ちょうど3年前のこの季節だ。ソフトバンク-日本ハム1回戦(鹿児島)で、来日1年目だったレアードを初めて見た。「6番・三塁」で先発出場し「三ゴロ併殺、三ゴロ併殺、三ゴロ併殺、見逃し三振」の4打数無安打。打線を寸断された日本ハムは、2-4で敗れた。

 この試合を終えたレアードは、打率・222。4月末も打率・220だった。ところがシーズン終わってみれば、打率・231ながら34本塁打。翌16年にはリーグ1位の39本塁打で、ソフトバンクからVを奪う原動力となった。来日1年目の昨季は中日・ゲレーロ(現巨人)でさえも低調発進だった。4月末は打率・217、2本塁打、10打点。そこから35本塁打でキングを奪い去ったのだから、やはり1年目の春先だけでは真の実力は計れない。

 虎党にとっては、ぜひとも信じたいデータもある。「ロサリオはスロースターターだ」というものだ。米大リーグに定着し始めたばかりの2012年4月は打率・194、1本塁打、4打点も、勝負どころの9月は打率・333、4本塁打、13打点。終わってみれば打率・270、キャリアハイの28本塁打、71打点でフィニッシュした。

 日本での日常生活に苦労することはほとんどないといい、あとは野球の面での「慣れ」。そして、レアードもゲレーロも、花開いたのは周囲が信頼し期待し続けた結果だ。信じて託し続ける「虎の胆力」が、今問われている。(長友孝輔)

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