2017.11.30 13:00

【球界ここだけの話(1105)】巨人・吉川大、両打ち断念と自立を決断 今季は移籍後初めて1軍出場ゼロ

【球界ここだけの話(1105)】

巨人・吉川大、両打ち断念と自立を決断 今季は移籍後初めて1軍出場ゼロ

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サンスポ記者の球界ここだけの話
巨人・吉川大幾

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 自分を変えるオフ-。2015年に中日を戦力外となり、巨人に加入した吉川大幾内野手(25)は今季、移籍後初めて1軍出場ゼロに終わった。このオフは「両打ち断念」と「自立」を決断し、勝負の来季へ臨む。

 2年目の12年に右から両打ちに転向。「あこがれは松井稼頭央さん。少年の夢みたいな感じでずっと追い続けてきた」と、同じくプロ入り後に両打ちに転身し成功したPL学園高の先輩、西武・松井(楽天からこのオフに移籍)のあとを追っての挑戦でもあった。しかし1軍では通算135打数27安打の打率・200。自己最多の50試合に出場した昨季途中から熟考し、右打ちに専念することを決めた。

 最大の理由は走者を進塁させる右方向への打撃を徹底するため。左打ちでは打球を引っ張らなければならず、力任せな打撃につながっていた。だが、高校2年夏に大阪大会記録の1大会5本塁打をマークしたパンチ力の開花も期待できる。冬は右打者としてバットを振り込む。

 「僕はいろんな人の考えが気になって、聞いて、それに影響されすぎてしまう。ブレない“芯”を自分で作らないといけない」

 心も変えた。オフの練習はすべて自己管理にする。松井との合同自主トレは週の半分ほどとし、メニューもすべて自分で練る。「一人で練習する時間も自分に負けないように、甘えないように」。11月の秋季練習後、約4時間かけてメニューや課題を紙に書き込んだ日もあった。一人で考え、気づき、試す。松井と意見交換もするが、甘えていた昨年までとは違う。

 今季は山本、辻ら年下の内野手に出番を譲った。来季は昨年のドラフト1位・吉川尚や、年齢の近い即戦力の新人内野手も入団する。宮崎秋季キャンプのメンバーから漏れた吉川大にとって、厳しい戦いが待っている。「目標は一年通して1軍にいること。まずは必死にその席を取る」。オフも野球漬けの覚悟だ。(谷川直之)

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