2017.11.19 13:02

【球界ここだけの話(1094)】広島・赤松、胃がんからの復活を目指す 球団は育成契約にせず現役復帰をアシスト

【球界ここだけの話(1094)】

広島・赤松、胃がんからの復活を目指す 球団は育成契約にせず現役復帰をアシスト

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サンスポ記者の球界ここだけの話
2軍秋季練習に参加し、外野ノックを受ける広島・赤松真人(右)。胃がんからの復帰を目指し、打撃練習も再開した

2軍秋季練習に参加し、外野ノックを受ける広島・赤松真人(右)。胃がんからの復帰を目指し、打撃練習も再開した【拡大】

 広島・赤松真人外野手(35)が8日、広島・廿日市市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、900万円減となる年俸2700万円でサイン。胃がんからの復活を目指す背番号「38」は感謝の言葉を述べた。

 「ありがたいです。元気になっている姿をみせたいです」

 2016年は代走、守備固めとして89試合に出場し、19打数7安打、12盗塁で25年ぶりのリーグ優勝に貢献したが、今季は1、2軍ともに出場なし。野球協約で定められた減額制限(25%)いっぱいでの契約更改だったものの、来季も現役としてプレーすることが決まった。

 1球団で支配下登録選手は70人までと決まっている。他球団では数カ月におよぶ病気、故障をした選手を育成契約に切り替えて治療に専念させるケースも見られるが、カープは赤松の姿勢を評価し、現役復帰をアシストしていく。

 球団幹部は「彼と育成契約することは考えていなかった。球界でも前例のないことを成し遂げようとしている。病気を治して、復帰してもらいたい」と話す。

 赤松は昨年12月に会見を開き、胃がんを患っていることを公表。今年1月に手術で胃の半分を摘出し、約半年間の抗がん剤治療を経て、7月に3軍としてチームの練習に合流した。すでに守備練習や打撃練習などの練習を再開しており、復帰に向けて着実にステップアップしている。

 37年ぶりのリーグ連覇を決めた9月18日の阪神戦(甲子園)ではグラウンドに登場し、胴上げに参加。両チームのファンから大きな歓声で迎えられて「複雑だけどうれしい。(復帰へ)頑張ることが恩返しになる」と元気をもらった。

 抗がん剤治療の後遺症による手足のしびれもあるという赤松は、「体をしっかり戻すのが先決。2軍で結果を出し、しっかりと1軍で勝利に貢献できるように」と闘志を燃やす。来年2月の春季キャンプ参加を目指して“不屈の男”はリハビリを続ける。(柏村翔)

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