2017.10.12 11:00(1/3ページ)

【二十歳のころ 江本孟紀氏(2)】先輩に楯突くとコワモテ富田勝さんが助けてくれた

【二十歳のころ 江本孟紀氏(2)】

先輩に楯突くとコワモテ富田勝さんが助けてくれた

特集:
二十歳のころ
グラウンドで法大野球部の練習ユニホームを着る江本氏 (本人提供)

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 大学1年生にして、監督室のドアを蹴り上げ、合宿所を飛び出す。振り返れば思い上がった行動だよ。高知商高3年時にセンバツ出場を取り消され、「人生、何が起こるかわからない。何が起きても怖くない」と妙に冷徹になり、ひねた考えを持つようになったからかな。黙っておけばいいものを、ついつい手が出る、口が出る。俺の性分で、悪いところは、この時期に形成されたよ。

 監督に怒りをぶつけるくらいだから、先輩に対してもやる。やはり1年生のころ。「ダービー」と呼ばれるランニングの練習中だった。

 2年生が1年生の列を先導し、グラウンドを1周する。先導者が交代し、また1周。これが延々、2時間も続く。2年生はいいよ。1周ずつで交代するから、元気いっぱいだ。1年生は、たまらん。倒れる者が出ても、バケツで水をかけられ、足蹴にされて、起こされ、走らされる。今なら体罰だ、熱中症だと、問題になるね。

 その2年生の中に、底意地の悪い人がいた。足が速いのが自慢で、先導に立つと、全力で走る。他の2年生は、スピードを緩めてくれるのに、この人だけは手加減なし。

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